トッパン・フォームズは、サプライチェーン・マネージメントシステムに活用できるUHF帯RFID機器、ゲート・システムとインテリジェント・リーダーライターの2製品を開発したと発表した。
製品の入出荷検収作業や貸出・在庫管理の効率化、生産工程の可視化など、RFIDシステムの開発を進め、ICタグ、機器、システムを含めたソリューション展開を図る。2009年度に1億円の売上を目指す。
ゲート・システムは、ICタグが貼付された250個の折りたたみコンテナを5秒程度の短時間で読み取り、物流管理業務の効率化を支援する。アンテナ取り付け位置やゲートサイズの変更が容易で、短期間での導入が可能。
リーダーライターは国内主要メーカー3社に対応しており、現場で使用するICタグに最適なRFIDゲート型システムを提供可能。基本的な構成の価格は250万円からの導入が可能で、標準的な機器構成はゲート(メイン、サブ各1式)、アンテナ4枚、通過検知用赤外線センサー、ブザー付3色表示灯、外部装置制御用DI/Oモジュール。
UHF帯RFIDインテリジェント・リーダーライターはISO/IEC18000-6TypeC、セキュアRFIDプロトコルに対応し、リーダーライター単独での動作(PCが不要)により、設置場所を問わない。またLANインターフェースの内蔵により、直接上位システムとの連携が可能。価格はリーダーライター本体が16万8000円、開発キットが28万円。