IHIは5月25日、完全子会社IHI機械システム（IMS）と日本ヘイズとの合併を発表した。
IMSは岩国事業所を中心に真空熱処理炉、新素材炉の営業・設計・製造・メンテナンス・サービスの事業活動を行なっており、航空機関係、産業機械関係、自動車部品関係などをはじめとする国内顧客を抱えている。日本ヘイズは2002年にIHIグループに参画、プロセス特許を有する真空浸炭炉を主力機種とし、自動車関連産業を主要な顧客としている。
各産業分野が材料に求める機能の高度化から、熱処理の重要性が増すほか、新素材へのニーズも高いため、2社を合併させ、真空・新素材炉事業分野での事業戦略の統合、営業体制の強化、経営資源の効率活用などを図り、同事業分野の強化施策を実施・展開する考えだ。
