DHLグローバル フォワーディング ジャパン(東京都墨田区)は6月8日、東京・横浜発の米シカゴ向けの小口混載貨物直接輸送サービスを開始すると発表した。同サービスは毎週運航し、従来の船便と鉄道の組み合わせ輸送よりも輸送時間を3日以上短縮する。
<東京、横浜から米国シカゴ向け新サービス>
従来、東京・横浜-シカゴ間の小口混載貨物は、ロサンゼルスまで海上輸送し、同地で他のロサンゼルス発シカゴ行きの混載貨物とともに積み替えて鉄道でシカゴへ輸送していた。新サービスでは、従来通りロサンゼルスからシカゴまで鉄道で輸送するが、ロサンゼルスでの積み替えがなく、東京・横浜から輸送されたコンテナをそのままシカゴまで届ける。
このため、17日で輸送することが可能になり、ロサンゼルスでの積み替えがなくなったことで、積み替え時に発生する可能性がある貨物の損傷、紛失などを回避できるようになった。新サービスはDHLグローバル フォワーディングが日本で展開している小口混載貨物の直接輸送サービスポートフォリオに新たに加わるものだという。