IHIは6月10日、米国でウェスチングハウスが受注し、プラント全体を取りまとめている新規加圧水型(PWR)原子力発電所「AP1000」向け原子炉格納容器を、米国の大手エンジニアリング・建設会社シカゴ・ブリッジ&アイアンから、設計・材料調達・製作・輸送までの範囲を受注したと発表した。
IHIは、シカゴ・ブリッジ&アイアンとの相互協力によるウェスチングハウスへの受注活動により、米国向け「AP1000」の原子炉格納容器について、ことし2月の初受注から2プラント4基連続での受注となる。
今回受注した原子炉格納容器は、原子炉容器や蒸気発生器などの一次系機器を覆い、事故時の防護機能を有する機器。本原子炉格納容器は、横浜第一工場で製作する。大きさは、径40M、高さ66M、1基あたりの製品重量は約4000T。