ジェイ・ブリッジ（株）は5月28日、全額出資物流子会社の（株）ジェイ・ロジネットの全株式を総合ITサービスの（株）ガルフネットに譲渡することを決めた。
ジェイ・ブリッジは医療・ヘルスケア事業を中核事業に位置づけており、本業に専念する体制を整える。ガルフネットはジェイ・ロジネットが展開する総合物流サービスとのシナジー効果を追求する。
ジェイ・ロジネットの前身は日本橋倉庫（株）で都築紡績（株）の子会社だったが、親会社が2003年11月に会社更生法の適用を申請、ジェイ・ロジネットもバブル崩壊の影響で10期連続の赤字を計上するなど、業績不振に陥っていた。
2003年10月にジェイ・ブリッジ経営陣が企業再生ファンドとして日本橋倉庫に投資し、ジェイ・ロジネットに社名変更。2005年10月には分社方新設分割方式でジェイ・ブリッジから分社化したジェイ・ロジネットに事業を移管し、財務の建て直しに取り組んでいた。
同日中に譲渡契約を締結し、5月30日付で決済する。株式譲渡額は明らかにしていない。
