バンテックは6月12日、第4物流センター（福岡県京都郡苅田町）が11日に竣工したと発表した。
センターは、自動車生産の集積地である北部九州地区における自動車部品物流の需要増に対応するため、昨年7月に白石工業団地に用地を取得し、建設を進めていたもの。
＜完成した第4物流センター＞
日産自動車向けの部品物流を手がけ、苅田地区を中心とした部品メーカーの流通加工と輸入部品取扱業務などの受注拡大を目指す。
同社の運営する物流センターとしては最大規模となるもので、山田社長は「本センターは当社の物流センターの中で最大の投資案件。苅田地区は中期的に部品メーカーのさらなる集積やアジアを中心とする海外拠点との物流の活発化が予想されております。環境の厳しい時期に竣工を迎えたが、社運をかけた明日へのチャレンジの象徴として、グループを挙げて物流付加価値の創造を目指し、お客様の喜ぶサービスを提供させていただきたい」と説明している。
施設では荷捌き場の作業性向上のため約30m×20mの無柱空間を確保するとともに、高効率反射照明器具を採用し、照明器具を削減することにより電力使用量を抑え、CO2排出を削減している。
物流センター概略
名称：バンテック第4物流センター
所在地：福岡県京都郡苅田町大字与原2220-1
敷地面積：68,946㎡
延床面積：50,952㎡
構造：S造準耐火構造1階建て（1部2階建て、A－Dの4棟構成）
トラックポート：27ポート
コンテナバース：11バース
