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コープネット事業連合/冷凍センター、カーボンオフセットでCO2排出量ゼロ

2009年06月16日/物流施設

丸紅は6月16日、生活協同組合連合会コープネット事業連合が今月稼働を開始させる印西冷凍センター(千葉県印西市、敷地面積9947坪)から排出されるCO2をカーボンオフセットでゼロ化する「CO2排出量ゼロ冷凍センター」への排出権供給を行ったと発表した。

この取組はNTTデータ経営研究所が主催する「カーボンオフセット・プロダクツ・プロジェクト」への参加を通して実現したもの。

このカーボンオフセット・フリーザーは、直接的な施策で削減できないCO2を、森林吸収源を守る植林やクリーンエネルギーなどの事業に投資することなどで、排出した分を相殺するカーボンオフセットの仕組を用いて、同センターの2009年度におけるエネルギー使用量見通しから推計される、CO2排出量7150CO2トン相当の京都クレジットを事前償却することにより、稼動時よりCO2排出量ゼロの冷凍センターするもの。

<印西冷凍センター>

印西冷凍センターは敷地面積約3万㎡(内、冷凍庫面積約5㎡)で、低温用氷蓄熱、雨水の再利用、地中熱再利用空調など環境配慮システムを導入した低炭素型冷凍センター。

2009年度の事業活動が終了後、年間CO2排出量の実績値を算定し、償却量に不足があれば次年度償却分に上乗せして調整を行い、2012年度まで継続的にカーボンオフセットを実施する。

今回のカーボンオフセット実施にあたり、コープネット事業連合会は、丸紅より購入した中国、韓国における風力発電事業によるCERを主に活用する。また、COPにおいては、CERを企業のCO2排出量削減にも活用するため、CER購入に関わる費用はコープネット事業連合会が全額負担している。

COPにおいては引き続き、2009年度に埼玉、東京にて出店される、コープネットの新店舗のカーボンオフセットを実施する予定で、東京で出店される予定の新店舗は、太陽光パネルの設置、グリーン電力証書(第一約束期間の同店使用電力の約半分を購入済)の購入によりCO2排出量を最大限に抑えた店舗だが、さらにCERでオフセットし、「CO2排出量ゼロ店舗」とする。

さらに、製造や輸送に関わるCO2排出量をカーボンオフセットする「CO2排出量ゼロ工場」(カーボンオフセット・ファクトリー)や、「CO2排出量ゼロ輸送」(カーボンオフセット・トランスポート)を実現すべく、COP参加企業と準備を進めている。

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