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シーメンス/日本国内の旧型製造設備リニューアル事業を開始

2009年06月18日/SCM・経営

シーメンスは6月18日、日本国内の古い製造設備のリニューアル需要を狙って、2009年6月から日本国内の製造設備のリニューアルシステム事業を開始すると発表した。

同事業は、シーメンスソリューションパートナーであるノーケン(本社:大阪府吹田市)に加え、シーメンスのグループ会社の安川シーメンス・オートメーション・ドライブと共同で行っていく。

具体的には、シーメンス製の古い制御機器を導入しているユーザーを対象に、製造設備のリニューアルにおけるコンサルティングからシステム提案、制御機器の置き換えサービスを提供する。従来は、製品寿命を迎えて廃棄することが多かった製造設備に対して、製造設備をすべて一新するのではコストや時間もかかることから、製造設備のなかの制御システムをリニューアルすることによって、設備の延命や設備故障の減少、保全作業の短縮などを実現する。
 
日本国内には1980年代から90年代にかけて導入されたシーメンス製の制御装置「SIMATIC〈ジマティック〉S5シリーズ」を内蔵した設備・機械が数多く稼働しており、SIMATIC S5シリーズのスペアパーツ供給終了に伴い、2015年までに制御装置の更新を行う必要がある。更新の対象となるシーメンス製の制御機器は、SIMATIC S5シリーズのPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)。

SIMATIC S5シリーズPLCは、1970年代に発売し、2006年に一般販売を終了。シーメンスのPLCグローバル市場でのシェア拡大に貢献した製品で、スペアパーツ供給も2013年から2015年までに順次終了する。

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