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日本郵船/2013年までに最低10%のCO2排出量削減

2009年06月24日/3PL・物流企業

日本郵船は6月24日に発行した「CSRレポート2009」の中で、2008年度の運航船のCO2排出量は1673万9000トン、燃料消費量は537万3000トンに上ったと発表した。

国内のコンテナターミナル(3ヶ所)の燃料消費量は323万9000トン、CO2排出量は1万7494トン。本社のCO2排出量は1668トンだった。

環境負荷低減の取組では、2008年に独デュースブルグで専用内陸コンテナヤードの運用を開始。コンテナの内陸輸送も鉄道やバージに順次切り替えている。また東京コンテナターミナルで、スタッカークレーン方式としては世界初の立体コンテナ格納庫を建造する。

2011年4月に操業開始の予定という。2005年からは、燃費節減活動の「Save Bunkerキャンペーン」を展開しているほか、低硫黄分の燃料も積極的に使用。さらにフォーキャスト・オーシャン・プラスが開発した海流予測情報により、流速が速いことで知られる黒潮の流速分布を把握・利用し、燃料消費量とCO2 排出量を最大9%削減できることを確認した。

昨年4月から大型原油タンカーで利用を開始しており、今後は他船種も含め利用を拡大する。これらの取組で2013年までに2006年度比で最低10%のCO2排出量削減を目指す。

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