日本通運は6月24日、北米向け海上混載の新サービス、米国東海岸経由（ALL WATERルート）でのニューヨーク直行サービスを開始したと発表した。東京を13日に出港するAPL MALAYSIA V-140Eからサービスを開始している。
従来、ニューヨーク向け混載サービスは西海岸経由で鉄道輸送するMini Land Bridgeルートで提供されていたが、低廉なサービスのニーズが高まり、今回サービスルートを変更したもの。今回のルートは従来のルートに比べ20％以上のコストを削減しているという。
新サービスは東京CFSからニューヨークCFSまでを直行船を利用し、25日で輸送。東部の主要都市ボストン、ボルチモア、フィラデルフィア、ノーフォークにも自社CFSを設置し、ニューヨークCFSを経由したシームレスな自社一貫輸送を提供する。貨物追跡システムで物流の可視化も実現した。
納期短縮などの緊急性のある貨物は、従来どおりロサンゼルスからニューヨークCFSまでをトレーラーで転送するクロスドックサービスが利用できる。
