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モトローラ/メッシュネットワークが大阪港の夢洲コンテナターミナルに導入

2009年07月01日/IT・機器

モトローラ(東京都品川区)は7月1日、自社のメッシュネットワーク「MOTOMESH Solo (6300 series)」が、指定特定重要港湾である大阪港の夢洲コンテナターミナルへの導入が決定したと発表した。同港でのオペレーションは10月に開始される予定。

MOTOMESH Soloは、過酷な無線環境下でも高速モバイルネットワーク環境を迅速に展開できるよう設計され、モバイル端末などの無線機でのマルチホップ通信が可能。障害迂回や負荷分散の機能も備え、ユーザーは堅牢で柔軟なメッシュネットワークを構築できるという。

今回の採用では、本プロジェクトの主契約企業のTCMを通じ、100台のワイヤレスモデムカードWMC6300と20台のワイヤレスルータMWR6300、インテリジェント アクセスポイントIAP6300のほか、無線ネットワーク管理ソフトが導入される。これら無線機が柔軟に伸びるメッシュネットワークを形成し、コンテナターミナル全域をカバーすることで、業務の効率化をサポートする。

過去の国内港湾の導入実績では、2008年に水島港(岡山)、那覇港(沖縄)、新潟東港(新潟)、神戸港(兵庫)に導入され、ターミナル運営の効率化をサポートしている。港湾では、広範な敷地内に金属のコンテナが高く何列にも積まれ、その配置が頻繁に変化するため無線通信には過酷な環境で、コンテナターミナルの中で作業を行うトレーラーやコンテナ荷役機械のオペレーターが事務所と作業情報をやりとりするための無線通信システムの性能改善が課題となっていた。

MOTOMESH Soloは、屋外移動体通信用途に開発された専用無線モジュールを搭載しているため、安定したワイヤレスブロードバンド通信が可能になるという。

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