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三井物産/ヤマハ発動機のインド製造会社に資本参加

2008年03月06日/物流施設

ヤマハ発動機と三井物産は3月5日、ヤマハ発が2007年10月に設立した二輪車製造の新会社インディア・ヤマハ・モーター(以下:IYM)に三井物産が資本参加することで合意した。
三井物産はIYMが発行する第三者割当増資を引き受け、同社に30%資本参加し、IYMは、今後56億ルピー(約146億円)まで増資し、これまでの事業主体であったヤマハ・モーター・インディア(以下:YMI)から工場と事務所を引き継いで、4月から事業を開始する。これに伴い、YMIは速やかに清算の手続きを開始する。
ヤマハと三井物産の両社は、三井物産によるヤマハ3%取得(2007年5月発表)後に新たに発足した「ヤマハ・三井戦略協議会」を通じて、ヤマハ発の海外事業の強化と様々な事業分野での協業を検討してきた。
その中で「インドにおける総合的協業」を重要テーマとして協議を重ねた結果、今回の決定にいたった。
インドにおいては、ヤマハが1996年から現地資本との合弁で二輪車製造を開始し、2001年には100%の子会社YMIとして事業を行ってきた。また、2005年には販売専門のヤマハ・モーター・インディア・セールスを設立し、2社体制で製造・販売事業を行っている。
インドの二輪車市場は、安定した経済成長を背景に2007年には730万台にまで達し、世界第2位の需要規模となっている。
今後は、ヤマハによる高付加価値商品の積極投入や直営店の設置拡大等の販路政策推進に加え、三井物産の強みであるロジスティクス事業やディーラー網開拓などとの相乗効果により、2007年には12万台(売上高182億円)であったインド国内での販売規模を2010年には65万台(売上高630億円)にまで拡大する。

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