東レは7月10日、石川工場(石川県能美市)に新設した炭素繊維プリプレグ(炭素繊維樹脂含浸シート)の生産設備が同日より本格稼働を開始すると発表した。設備投資額は約70億円で、製造能力は580万㎡/年。
新工場では、米ボーイング社の新型旅客機787の主翼・尾翼・胴体など主要構造体に用いられるプリプレグを生産する。日本国内では愛媛工場(愛媛県松前町)に続いて第2の、グローバルには米国Toray Composites (America), Inc.(米ワシントン州)を含めて第3のプリプレグ生産拠点となる。