三菱重工業は7月13日、累計500基目となるガスタービンを高砂製作所(兵庫県高砂市)から14日に出荷すると発表した。
1963年に第1号機を出荷して以来47年目で500基を突破した。500基目はカタールのラスラファン工業地区で建設が進む、大規模な独立発電・造水事業(IWPP)プラントに納入する。
出荷500基目のガスタービンは、日本・欧州連合とカタール側で構成するIWPP会社、RGPC向けに受注した、「M701F形」8基のうちの1基で、501基目と同時に出荷する。現地では総発電能力273万kwの天然ガスを燃料とするガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電と、造水能力日産6300ガロンの海水淡水化に利用される。運転開始は2011年4月の予定。