佐川グローバルロジスティクスは7月16日、中国の現地法人、保利佐川物流有限公司が中国・深セン市に建設していた蛇口物流センターが完成し、本格稼動したと発表した。
＜本格稼動した蛇口物流センター＞
蛇口物流センターは、SGホールディングスグループでは中国国内での初の自社物流センターで、佐川グローバルロジスティクスが日本で展開しているSRC（佐川流通センター）のノウハウを活かし、検品・検針・ITサポートを含めた高付加価値型で日本品質での物流業務を提供する。
日本向けの小口一貫輸出業務として、蛇口港内に位置することで倉庫・港間の輸送費用の削減と時間の短縮、佐川急便の日本国内ネットワークにより最短のリードタイムを提供する。
また、輸出業務だけでなく、中国国内での販売をサポートする体制も整備した。輸入と現地調達から保管・在庫管理・パッキング、中国国内への配送までの高品質サービスを提供する。
センターは、深市蛇口港より5km、深セン市と香港を結ぶ西部大橋より2km、深空港より5km、香港港より4kmの立地で、広州空港より180km。
施設概要
名称:保利佐川物流 蛇口物流センター
所在地:中華人民共和国広東省深セン市南山区月亮湾大道1077号
電話:（86）755-2519-4700（代表）
総敷地面積:4万5200.97㎡
延床面積:1万8191㎡
物流スペース:1万5431㎡
構造:鉄筋コンクリート造1階建（倉庫）、鉄筋コンクリート造5階建（事務棟）
竣工:3月（本格稼働は7月）
各フロアの概要
1階物流センター
ホーム:76m×150m
面積:1万1400㎡
機能:国内一般倉庫での入出庫管理、保管業務、物流加工
着車台数:42台
1階物流加工センター
面積:1436㎡
機能:輸出商品への値札付け・ピッキング・パッキング・荷札貼りなどの物流加工(小口配送では日本国内の佐川急便ネットワークに連結。中国の国内販売向けサービスでは、入庫から在庫管理・値札付け・ピッキングなど付加価値業務のほか、中国全土への配送業務まで対応)
1階事務所
面積:940㎡
機能:入庫・出庫車両と商品の管理事務
2階検品場
面積:2595㎡
機能:中国検験検疫局の認可を得た日系の検品事業者により、検針・検品を実施。
3階事務所
面積:910㎡
機能:自社用オフィス
4階事務所
面積:910㎡
機能:顧客向けレンタルオフィス（100㎡／小間～）
