LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

ゼロ/新車託送・中古車輸出減で売上高4.5%減、営業損失5億4000万円の下方修正

2009年08月03日/3PL・物流企業

ゼロは7月30日、2月12日に発表した2009年6月期決算の業績予測を修正した。修正後の予測値は売上高515億円(当初予測より4.5%減)、営業損失5億4000万円(4億8000万円の営業損失を予想)、経常損失4億6000万円(3億8000万円の経常損失)、当期損失7億2000万円(4億1000万円当期損失)の下方修正となった。

修正の理由は、車両輸送事業の顧客である自動車メーカーの大規模な生産・在庫調整の実施で、新車の輸送受託台数が想定を下回ったため。また円高やロシアの関税引上げに伴い、市場を牽引してきた中古車輸出が大きく落ち込み、国内の中古車輸送や中古車オークション事業なども想定以上の影響が見られた。

グループ会社のフルキャストドライブで展開するドライバー派遣事業も、派遣先企業での人員の大幅削減が進み、派遣人数が想定以上に落ち込んだ。利益面では、グループ売上高が想定を下回ったため営業利益・経常利益が減少。

車両輸送の収益性の改善に加え、労務費や諸経費の削減など固定費の削減を積極的に進めており、収益構造は改善に向かいつつあるが今期は損失の見込み。当期利益は事業環境の悪化を踏まえ、一部不採算事業からの撤退と縮小を実施したため。固定資産やリース資産の処分損などを特別損失に計上したことでやはり減益となる。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース