医薬品卸のほくやく・竹山ホールディングス(札幌市)は8月21日、孫会社のほくやくフレンテをほくやくに吸収合併すると発表した。
グループとしての新物流機能の開発・展開が急務と判断し、そのための指揮命令系統を強化するため今回の合併が決まったもの。
ほくやくフレンテは2005年10月に、ほくやくの物流子会社として設立し、その後、グループ外への複数業種・人材派遣も視野に入れた機能拡大を模索していた。
しかし、2006年のほくやく・竹山ホールディングス設立以降は医薬品、医療機器の共同販促など医薬品・医療機器両事業の統合シナジー発揮がグループの優先課題となっていた。
ほくやくフレンテの事業内容は医薬品保管、配送、人材派遣で従業員数は492人、2009年3月期の売上高は16億900万円、営業利益4900万円、経常利益5100万円、当期利益2900万円だった。
10月1日付で合併し、ほくやくフレンテは消滅する。