JVC・ケンウッド・ホールディングスは8月28日、日本ビクターの八王子工場の譲渡を正式に発表した。
同社は、2008年10月発足と同時に収益構造改革を開始。その後も追加対策を実施してきた。構造改革の一環として、ビクターのプロシステム分野の事業体制改革に取り組み、プロシステムを生産しているビクター八王子工場の移転・売却を検討してきた。
工場の生産部門を横須賀工場に集結させ、ビクターの国内生産を1か所に集約するとともに、営業・技術部門などを横浜事業所に終結させることになった。
八王子工場の帳簿価額は54億円で、譲渡価額45億3000万円。更地にしたうえで、土地4万2049㎡を譲渡する。譲渡先は非公開。