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ファミリーマート/エコドライブ管理システムの導入率95%

2009年09月01日/CSR

ファミリーマートは、環境への取り組みについて、配送車両の環境負荷低減を一層強化するために、2009年2月までに計1900台の車両へ「エコドライブ管理システム(EMS)」の搭載を完了し、導入率は95%に達した。

EMSは、走行距離、燃料使用量、速度など、運転時のデータを測定することで、ドライバー一人ひとりの運転状況を把握できるシステム。データをもとに配送ルートを見直し、コストの削減を図るほか、急発進や急ブレーキ、アクセルワーク、ブレーキ操作など、ドライバーの運転方法を改善・指導することによって、環境対策にも役立つ。今年度中には全車への搭載を完了する予定だ。

同社は店舗に商品を運ぶ配送車両の低公害車化を推進し、排出ガスの削減を図っている。排出ガス削減効果の高い「CNG(圧縮天然ガス)車」を1998年に導入、2004年には電気モーターとディーゼルエンジンを併用する「ハイブリッド車」をコンビニエンスストア業界で初めて導入した。低速走行時にメリットが大きいハイブリッド車は都市部を中心に、排出ガスの少ないCNG車は黒煙排出規制等のある地域に配車するなど、特性を活かしながら低公害車の配備を進めている。

ハイブリッド車については、コンビニエンスストアの特性にあわせて、「チルド」と「定温」の2つの温度帯の商品が同時に積載できる「2室式冷蔵仕様」や、停車すると自動的にエンジンが停止する「エンジン自動停止機能」を装備し、燃料消費量の削減を図っている。早朝や深夜に配送する際の防音対策としてドアの開閉音を抑制する「イージークローザー機能」も備えている。

2008年9月から、配送車が店舗に商品を納品するときに、ストアスタッフに渡す「納品伝票明細書」を「ファミリーマート納品一覧」へ簡素化。「納品伝票明細書」は商品を店舗に届ける際、商品名、数量、金額などを確認するための帳票。この帳票を「商品ごと」から「取引先別」に集約することにより、帳票の使用枚数の大幅な削減を実現。チェーン全体で年間4300万枚の使用量だったのを、このシステム化に伴い、2500万枚削減した。

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