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センコー/宮崎・延岡市にバックアップセンター、2010年9月に運営開始

2009年09月03日/3PL・物流企業

センコーは9月3日、宮崎・延岡市に物流業務システムのバックアップセンター(BCセンター)を設置し、2010年9月から運営開始することを決めたと発表した。

<バックアップセンター構想>
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センコーは、事業継続計画(BCP)の一環として、基幹業務のリスクマネジメントに取り組んでいる。現在は、全国の物流業務データを大阪・八尾市のデータセンター(大阪センター)で統括。物流情報システムや重要データのバックアップを行っている。

同センターの立地周辺にある「上町断層帯」をはじめとした激甚災害リスクに対応するため、活断層がなく、大阪から遠隔地の延岡市内に、業務データのBCセンターを開設することになった。

BCセンターでのバックアップの対象となるのは、倉庫の入出荷や配送をはじめとする、センコーの基幹物流業務システム。通常時には、大阪センターのデータを5分間隔でBCセンターのサーバーに送信し、データの二重化を図る。

被災時には、顧客とのデータ交換回線をBCセンターへ切り替え、3時間以内に業務を復旧させ、物流システムを運営する。被災時に、回線を遠隔地のデータセンターに切り替えて企業物流システムを提供する試みは、国内では初めてとなる。

BCセンターでは、連結子会社のセンコー情報システムが分室を設置、システムスタッフが常駐する。

センコーは、BCセンターのバックアップの対象となるシステムを順次拡大し、万一の被災時にも顧客の円滑な生産供給体制を支援する物流サービスを構築していく考えだ。

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