セイノーホールディングスは9月4日、西濃通運を簡易株式交換制度を利用した株式交換で完全子会社化することを決め、株式交換を10月1日に実施する。
今回の株式交換は、輸送業界の輸送貨物量の減少や競争の激化などを背景に、グループ企業がそれぞれの収益力とグループ全体の経営効率を高め、利益体質を確立する必要があると判断したため。
セイノーホールディングスは今回の株式交換で、グループの結束力の強化、収益力の向上を図り、グループ全体の資本関係をより強固にすることでグループ全体の資本の最適化が図られると見ている。
これで厳しい事業環境の変化にも機動的・柔軟な対応が可能となり、グループの企業価値の向上につながるとしている。株式交換は西濃通運の株式1株に対して、セイノーHDの株式117.51株を割当交付して行われる。