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ヨコオ/愛知県安城市に中部ロジスティクスセンター設置

2009年09月07日/物流施設

車載通信機器メーカーのヨコオは9月7日、車載通信機器事業の国内ロジスティクス体制を強化するため、愛知県安城市に中部地区以西の顧客向けの新ロジスティクス拠点「ヨコオVCCS中部ロジスティクスセンター」を設置したと発表した。

ヨコオの車載通信機器事業は、中国広東省東莞市にある中国工場をメイン工場として車載アンテナや関連製品を生産しているが、生産量の70%以上を日本国内向けに輸出しており、従来は通関後に群馬県富岡市の富岡工場で受入れ、品質検査・詰め替えの後、日本各地の顧客へ輸送・納入する体制だった。

しかし、近年中部地区以西の顧客向け納入量が増加傾向にあり、ロジスティクス体制の効率化を検討した結果、新拠点の設置を決め稼動準備を進めてきたもの。

新体制では、製品は中国工場から名古屋港を経て直接新拠点に輸送されるため、これまでの富岡工場経由と比較して、リードタイムの短縮と顧客への納入品質向上させ、新拠点では富岡工場と同等の検査設備・機能を備えて出荷品検査を実施する。

これにより品質・コスト・デリバリーの能力を向上し、顧客により近い距離に拠点展開することで、対応スピードの向上に繋げる。

5月より特定製品について新拠点からの納入を開始し、順次対象製品の展開を進め、8月中には中部地区以西の全顧客向け・全製品のロジスティクス体制が切り替えられた。車輌輸送距離を短縮することでCO2排出量の47%削減が見込まれ、環境面での社会的貢献も期待されている。

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