東芝は9月10日、グループ会社のウェスチングハウス(WEC)が、英国の原子力廃止措置機構(NDA)から燃料事業を譲り受けるため交渉を開始したと発表した。
WECは、NDAとマネジメント契約を結び、同社の燃料事業などを手がける傘下企業スプリングフィールズ(SFL)のサイトを運営管理している。交渉が成立した場合、WECはSFLをNDAから獲得する。必要な不動産や設備については、基本的にNDAが保有し、WECが長期リース契約で借り受ける予定。
交渉成立によって、戦略に沿った事業運営や新規投資の機会が得られ、フロントエンド事業の強化につながるとWECは期待している。