日本電気、カシオ計算機、日立製作所の3社は9月14日、2010年4月に各社の携帯電話端末事業を統合すると発表した。
新会社は、NECの携帯電話端末事業部門であるモバイルターミナル事業本部と、カシオと日立の共同出資会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ（CHMC）の販売・開発・製造・保守等の全事業を統合する。
今後の成長分野として期待される新領域については、NECのIT・ネットワーク技術を活かしたビジネス・コンシューマ向けサービスと連携した商品開発力、CHMCのコンシューマ向け商品の技術力・企画力など両社の異なる得意分野を組み合わせることによるシナジー効果が期待できるとみている。
NEC、カシオ計算機、日立製作所の3社は、事業統合により、売上拡大、資材、保守などの事業領域での統合シナジーを実現するとともに、技術資産・ノウハウ、リソースの一体活用による開発力強化を図り、国内外での事業基盤を強化する。
合弁会社の商号は、NECカシオモバイルコミュニケーションズで、資本金は10億円。
