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旭化成クラレメディカル/メテクを完全子会社化

2009年09月29日/SCM・経営

旭化成クラレメディカルは9月28日、医療機器開発・製造メーカーのメテクとの間で経営統合に合意し、株式譲渡契約締結によって同社の完全子会社化すると発表した。

経営統合は、相互の事業競争力強化やグローバル成長加速を目的とする。完全子会社化は、2011年3月末をめどとする。

旭化成クラレメディカルは、血液透析用人工腎臓(ダイアライザー)やアフェレシス治療用機器(血液浄化器)の国内外トップメーカー。世界最先端の膜フィルター技術、吸着技術をコアコンピタンスに事業展開を行っている。

今後、医療機器事業をグローバル市場で大きく成長させるためには、デバイス開発と同時に、安全で高性能の装置開発によるトータルシステム提供が求められていることから、同戦略を補完できる能力を持つメテクとの統合的運営が必要であると判断した。

メテクは、独自の小型ポンプ技術を核に、血液透析・腹膜透析や輸液関連、血液浄化装置分野などで、精密機械、電子回路、ソフトウエアなどの設計から製品試作・量産化までを一貫して行っている。

有力医療機器メーカーからのOEM受託生産を主軸に成長してきた。成長が見込まれる海外市場で通用する装置システム技術力を強化し、グローバル展開を強力に推進していくためには、旭化成クラレメディカルとの統合的運営が有効であると判断した。

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