ヤマトシステム開発は10月1日、法人顧客向けに、名刺情報を組織内で共有・活用し、事業機会の拡大や営業活動の効率化につなげるSaaS型サービス「クロネコ名刺Plus」の提供を開始した。
クロネコ名刺Plusは、イーシステムが開発・提供する名刺管理サービス「アルテマブルー」に、ヤマトグループのサービスを連携させた新サービス。専用スキャナでスキャンするだけで名刺情報を画像データ（両面カラー）と文字データ（企業名、部署名、氏名など）で取り込み、名刺を登録した社員の情報（部署、氏名等）が自動で記録される。
登録した名刺情報は、インターネット環境があれば、ウェブ画面から名刺情報を検索・閲覧できるほか、企業情報やホームページ、周辺地図、最適な電車経路をワンクリックで検索・表示可能。
さらに社員と名刺情報の人物とのつながりをマッピングし、グラフィカルに表示する。名刺情報には日別でメモを残せるため、商談状況などを記載すれば日報や週報などとしても活用できる。このほか、オプションで名詞情報に基づきメールの一斉配信・文章作成機能、取引先の重要人事情報の取得機能も用意した。
導入した場合、社内の人脈を活用して初回訪問から最適な商談相手に接触できるなど、他部署の既存顧客へのアプローチで、事業機会創出につながるほか、展示会やセミナーの開催後、集まった名刺を基に来場者にサンキューメールを送信するなど、効果的なメールマーケティングを実現できる。
ヤマトシステム開発は、クロネコ名刺Plusををヤマトグループの各種サービスと連携させ、営業活動をより効率的に支援するサービスへと成長させる方針。2010年度までに3万IDの獲得を目指す。
販売価格は、月額基本料金が2625円／ID、初期費用は10万5000円。
