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九州航空など10社/共通配送サービス「S-PAT」提供開始

2009年09月28日/3PL・物流企業

ヤマトホールディングスは9月28日、グループ会社のエキスプレスネットワークの企画により九州航空などと共同で共通配送サービス「S-PAT」を10月1日に発売すると発表した。

S-PATのサービスは6種類の配達時間帯が選べる当日便、翌朝9時まで配達する9時便、翌朝10時まで配達する10時便、当日便同様6種類の配達時間帯が指定できる翌日便の4種類がある。

顧客は予算、都合に合わせて最適なサービスを選択できる。今後は冷蔵・冷凍のクール便、着払い・代引きサービス、ロット貨物・重量貨物の配送も付加サービスとして営業品目に加わる予定。さらに、今後は産地の販売支援サービスなど地域経済活性化につながるサービスも実現させる。

販売価格は販売会社ごとに設定する。サービスを行うのは九州航空のほか、近鉄ロジスティクス・システムズ、国際空輸、札幌通運、四国名鉄運輸、大栄空輸、日本空輸、プラスカーゴサービス、名鉄ゴールデン航空、ヤマトグローバルエキスプレスの10社。

今回のサービス開始は、地域経済活性化の取組として、特産品の開発や、地域独自の食文化をブランド化させる取組が行なわれていること、特産品などを全国的ブランドへと成長させていくには、商品力のほか流通ルートの多様化による販路拡大が欠かせないことなどを背景としている。

一方、物流サプライヤーには配送スピードだけでなく、新市場創出に向けたソリューション提案力も求められるため、10社は共通ブランドで配送商品を発売することにしたもの。これを第1弾として、国内の各地域からビジネスを展開する顧客に、物流・流通改革による新たなビジネスモデルを提案する。

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