日本郵船は10月6日、1日付で、海上社員17人(航海士10人、機関士7人)が入社したと発表した。1日の入社式で工藤泰三社長は、入社式に先立ち行われた創業記念式典で「人間力」、「現場力」を最も強調したことを説明し、「世界の大半の船は韓国、日本、中国で作られ、船のみでは差別化できなくなってる。差別化のためには現場が一番大事だ」と述べた。
また工藤社長は、「君たちがどう安全に運航するか、どう良い商売のきっかけを陸上にフィードバックするかがとても大事だ。当社がこれからも発展できるかどうかのキーになる」と、現場の一人ひとりの大切さも指摘。こうすれば良くなるのではないかという「気づきをいつも心に銘じていてほしい」と呼びかけ、新入社員を激励した。