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櫻島埠頭/当期損失2億円へ、役員報酬減額

2009年10月19日/3PL・物流企業

櫻島埠頭は10月19日、5月15日に発表した2010年3月期第2四半期、通期の業績予測値を修正した。修正後の予測値は第2四半期の売上高が22億700万円(当初予測より4.0%減)、営業損失6300万円(計上せず)、経常損失5900万円(1000万円の経常利益)、当期損失1億9700万円(1000万円の当期利益)の下方修正となった。

通期は売上高43億円(10.4%減)、営業損失1億9000万円(4000万円の営業利益)、経常損失1億8000万円(5000万円の経常利益)、当期損失1億4000万円(3000万円の当期利益)とやはり下方修正となった。

修正の理由は、第2四半期で原材料需要が落ち込み、ばら貨物部門の売上高が予想を大きく下回るため営業損失、経常損失となる見込み。当期利益も繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、繰延税金資産1億5300万円を取崩し、法人税等調整額を1億5100万円計上する見込みのため損失となる。

通期は、下期のばら貨物部門の売上高は上期よりも回復すると見込むが、それでも予想を大きく下回る見込み。液体貨物部門と物流倉庫部門も、上期に一部契約を満了した貨物の集荷が進まず、下期売上高は上期よりも減少する。また、下期に保有株式の一部売却により投資有価証券売却益1億7000万円を計上するが、繰延税金資産の取崩しが影響し、大幅な当期損失となる見込み。

今回の修正を受け、櫻島埠頭は経営責任の明確化のため役員報酬の減額を決めた。減額の内容は社長が月額報酬の30%、その他の取締役が15%を10月より業績の悪化している当分の間減額されるもので、以前より実施している減額幅を更に拡大した。監査役も月額報酬の15%を自主返納する。

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