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バンテック/新経営管理基盤システム構築、営業活動を可視化

2009年10月28日/物流施設

バンテックは10月28日、SAPの経営管理基盤システム「SAP ERP」をアビームコンサルティングの協力で導入したと発表した。

今回の導入は、経理・財務情報に加え営業情報をSAP ERPに統一してデータベースを一元管理し、経営に必要な情報を可視化することと、迅速に経営判断を下す仕組みを確立することが目的。

バンテックは新経営管理基盤システムの導入で、グループ経営の強化・経営資源活用の最適化を推進し、今後の主力市場とされる海外市場で競争力を高めることを目指す。そのため、今回のシステムの刷新で、ERPパッケージとして普及しているSAPのERPパッケージを活用することを決めた。

新経営管理基盤システムは、会計情報をSAPのERPアプリケーションで一元管理し会計情報の精度が向上している。日次ベースでの管理が可能となるほか、既存のシステムを生かし、プロセス統合機能を通じてSAPアプリケーション接続をすることで、債権債務管理、決算処理すべてがSAPアプリケーションで行われ、業務プロセスの効率化などが可能になる。

営業支援システムの構築では、「SAP Customer Relationship Management (CRM) 2007」により、売上・損益などの「SAP ERP6.0」の経理情報に裏打ちされた顧客情報を一元化。営業プロセスの標準化・重要業績評価指標の策定で、計画・実行・検証・修正サイクルの確立と営業活動の可視化を通じて営業業務の変革を図っている。

また、営業プロセス・重要業績評価指標を含め、アビームコンサルティングが標準化したシステムテンプレートを全面的に活用した。加えてアドオン開発を極力抑えることで、同等のシステム構築に比べ大幅に導入期間を短縮した。昨年10月のプロジェクト開始から半年余りの今年4月にはシステムの部分稼動にこぎつけている。

さらにシステム導入にあたり、アビームコンサルティングの運輸業務向け導入テンプレート「アビーム・トランスポーテーション・ソリューション」と、SAPが提供するプロセス統合機能を活用する。

バンテックでは、財務・管理会計を含めた一元的な経営統合基盤をベースに、業務プロセスを改革して営業力の強化を図る。

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