川崎汽船は11月5日、韓進海運(韓国)・順和海運(中国)が中国浙江省に設立の船舶修繕会社(ZESCO)が行う第三者割当増資を上海長江輪船(シノトランスグループ会社)と共に引受けることにより、同社船舶修繕事業に参画する4社合弁契約を締結した。
ZESCOは浙江省舟山諸島北部に位置し、総面積55万㎡、1,900mの沿岸線を占め、2本のグレービング・ドック、船体ワークショップ(13,000㎡)、1本の修繕岸壁と塗装、機械・電装ワークショップを備える、年間150隻の船舶修繕が可能な修繕ドックとなる。
また、第二期工事として3本目のドックと修繕岸壁の建設も予定され、修繕事業は2009年4月にグレービング・ドック及び岸壁が完成し、開業している。
10月末時点で24隻を扱い、年内に計40隻を扱うことになる見込み。
川崎汽船は主要株主であり、ユーザーとして、ZESCOの一定の修繕キャパシティを確保するもの。