日本通運は11月3日、フランス発ボジョレー・ヌーボーの初出荷の取り扱いを行った。
欧州出荷解禁日である11月2日、初荷約8トンをフランス日本通運からドイツ・フランクフルトへトラックで陸送、ルフトハンザカーゴAG社に引き渡され、1番機となるLH710便にて成田空港へ到着した。関西空港にもLH740便にて約4トンが到着した。
これまで、欧州出荷解禁日が飲酒解禁日の約1週間前に設定されており、短期間で輸送するため、臨時便・チャーター便で対応していたが、ルール変更により、従来より早い11月2日が欧州出荷解禁日となった。
ことしのボジョレー・ヌーボー飲酒解禁日は11月19日のため、欧州出荷解禁日から2週間以上、輸送期間に余裕があることから、主に旅客・貨物定期便を使用して輸送している。
また、ことしのマーケット全体の予想取扱量は、昨年比2割減の約6,500トン(昨年:約8,300トン)となっているが、同社は重量ベースで昨年を上回る取扱量を予定している。
なお、輸入のピークとなるのは11月第2週の前半で、空港別の取扱量の割合は、成田だけで全体の約6割となり、関西、中部もあわせると3空港合計で9割強となる予定。