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ダイフク/物流システム事業の営業利益8割減

2009年11月12日/決算

ダイフクが11月12日に発表した2010年3月期第2四半期業績によると、売上高732億8800万円(前年同期比41.8%減)、営業損失7億8200万円(前期は101億9300万円の営業利益)、経常損失9億4600万円(101億6300万円の経常利益)、当期利益4100万円(99.3%減)となった。

主力の物流システム事業の受注高は441億8900万円(68.6%減)、売上高は656億2400万円(43.4%減)、営業利益は25億1000万円(81.5%減)を計上した。

受注面では、一般製造業や流通業向けの保管・搬送・仕分け・ピッキングシステム事業は、中小型案件が景況悪化の影響を受けたが、食品、医薬卸などの流通業向けの大型案件や農業向け案件が好調に推移している。太陽電池やリチウム電池関係の設備投資も、規模は比較的小さいが、多くの案件がある。

中国においては、市場開拓に注力してきた結果、食品・医薬業界向けの受注が好調で、計画を大きく上回っている。自動車生産ラインの搬送システム事業やエレクトロニクス業界向けクリーンルーム内の搬送・保管システム事業は、設備投資の抑制・繰り延べ傾向の影響を引き続き強く受けた。

米国子会社のウェブ社が手がけている空港手荷物搬送事業は、手荷物検査ラインへの投資計画は活発だが、全体的に実施面での遅れが生じており、期初の受注計画を達成するに至らなかった。

売上面では、一般製造業や流通業向けの保管・搬送・仕分け・ピッキングシステム事業は、中小型案件が景況悪化の影響を受けているが、IT、食品、医薬卸などの業界を中心に大型案件は底堅く推移している。サービス事業も、9月大型連休工事が寄与し、堅調な推移となっている。

自動車生産ラインの搬送システム事業やエレクトロニクス業界向けクリーンルーム内の搬送・保管システム事業では、新設案件の受注が昨年後半から急激に減少したことに加え、5月、8月の連休を利用した改造工事も減少したことが影響した。

通期の業績予想については、売上高1570億円、営業損失5億円、経常損失10億円、当期利益3億円の見通し。

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