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ヤマトHD/2010年1月、シンガポールで宅急便事業開始

2009年11月20日/国際

ヤマトホールディングスは11月20日、シンガポールに宅急便の新会社「シンガポールヤマト運輸」を設立し、2010年1月8日に宅急便事業を開始すると発表した。

併せて、コレクト事業会社「シンガポールヤマトペイメントサービス」とASEAN地域の地域統括会社「ヤマトアジア」を設立する。

シンガポールでの宅急便事業の開始は、国民の生活水準の向上で高品質な物流サービスを利用する環境が整いつつあることを背景に、シンガポールには宅急便に類似した物流サービスがないことなどから事業化を決めたもの。

シンガポールヤマト運輸は、宅急便の時間帯お届けサービスや冷蔵・冷凍対応、代金決済サービスを核に、シンガポールにない物流サービスを提供することで、シンガポール国民の利便性向上と産業の創出、雇用の活性化を同時に実現する。

シンガポールヤマト運輸は事前に設立していた準備会社のヤマトデベロップメントの社名を変更し設立するもので、車両、施設などのため約2億2000万円を投資する。

資本金の200万シンガポールドル(増資完了後)はヤマトアジアが全額出資し、代表者には戸田直樹氏が就任する。

コレクト事業会社のシンガポールヤマトペイメントサービスも同様に、ヤマトアジアが資本金40万シンガポールドルを全額出資して12月に設立される。両社とも2010年1月8日から営業を開始し、設立初年度はシンガポールヤマト運輸で数十人程度のセールスドライバーを確保する予定。

なお、ヤマトアジアは、従来輸出入貨物のフォワーディングなどを行ってきたシンガポールヤマト運輸にASEAN地域を統括する地域統括会社の機能を持たせるため、11月20日付で社名をヤマトアジアに変更し設立している。

アジア市場に適合した戦略の立案推進を行い、地域統括会社が運営することで成功した事業モデルを海外に適合させて水平展開し、早期に現地市民の生活に根ざしたサービスの提供を目指し、業務開始を2010年1月1日から行う。

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