三菱化学フーズは11月27日、長田産業との間で、三菱化学フーズが長田産業の完全子会社であるエイチビィアイ(HBI)の株式30%を譲り受けることで合意したと発表した。
三菱化学フーズは、三菱ケミカルホールディングスグループの機能商品分野の集中事業のひとつである食品機能材事業を担う企業。主力の乳化剤事業に加えて、三菱化学グループ内で従来から培ってきたバイオ・発酵に関するノウハウなどを活かしながら、酵素事業を今後の重点アイテムのひとつに位置づけて事業強化を図っていく方針だ。
一方、HBIは酵素専門メーカーとして、長年培ってきた技術・開発力と経験を武器に、医薬品・食品加工・醸造の分野や、そのほかの産業に関係する酵素の製造開発を通して、バイオインダストリー分野のパイオニアとして位置付けられている。
三菱化学フーズとHBIは、酵素事業の発展を計画しており、HBIは三菱化学フーズの出資を受け入れることに合意している。