東京製鋼は11月30日、フェローテックとフェローテックの中国子会社の上海漢虹精密機械有限公司との3社間での事業提携と合弁契約を解消すると発表した。
東京製鋼とフェローテックは2008年5月に「太陽電池用ワイヤソー事業提携契約」を締結し、同年8月に中国市場での太陽電池用ワイヤソー販売を行うことを目的に漢虹東綱を設立した。
リーマンショック以降の受注環境の大幅な変化に対処するために、両社で協議を重ねてきた結果、事業提携と合弁契約を解消し、それぞれの事業プラットフォームを活用し各社の経営資源を集中的・効果的に活用しながら独自の事業展開を行うことが企業価値を高めるとの見解で一致した。
解消により合弁会社である上海漢虹東綱貿易は東京製鋼の100％保有子会社となる。
