NECエレクトロニクスとルネサステクノロジは12月15日、来年4月1日を期日とする合併契約を締結したと発表した。
両社は9月16日付で事業統合に関する統合基本契約を締結し協議を進めていた。
NECエレクトロニクスとルネサスは、半導体専業企業としてマイコンを中心に事業を展開してきた。半導体市場の世界的な競争激化に加え、新興国市場の台頭などの構造変化が見られるなか、経営基盤と技術力の向上を図り、顧客満足向上を通じた企業価値の増大を目指し、ことし4月以降、事業統合の検討を進めてきた。
事業統合後の新会社は、マイコン、システムLSI、個別半導体の3つの製品群分野で、両社が培ってきた強みを強化するような開発リソースの選択と集中を進め、グローバルに高い競争力を持つ製品群の育成に力を注ぐ。個々の製品の競争力強化だけでなく、応用製品毎にマイコンやシステムLSI、個別半導体をまとめて提供するソリューション提案によるビジネスの拡大を図る。