コマツは12月15日、産機事業本部の大型プレス事業の一部(製品開発、販売サービス部門)を、会社分割により100%出資子会社のコマツ産機に承継すると発表した。
主要顧客の自動車業界などで設備投資が減少するなか、コマツのコア事業として持続的発展をするため効率的に事業展開を行うことが必要と考え、大型プレス事業とコマツ産機が担当する中小型プレス事業を一体化することになった。開発部門の再編成による強化に加え、顧客の特性に基づくマーケティング部門の再編成による顧客満足度の向上を図る考えだ。
コマツ産機は組織再編を機に、意思決定のスピードアップを図るとともに、大型プレスや中小型プレスでの一体となったマーケティングや開発活動によって中国をはじめとする新興国における市場開拓・事業拡大を図っていく。