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アビームコンサルティング/花王の基幹情報システム刷新でサポート

2010年01月07日/IT・機器

アビームコンサルティングは1月7日、花王の日本国内の基幹系情報システムの全面刷新に導入パートナーとして参画し、情報化による業務改革をサポートしたと発表した。

花王が推進するグローバル基幹システム統一の一環で、2007年10月のプロジェクト開始から18か月で2009年4月にシステムを稼動させ、7月から運用サポートを提供している。

花王は海外拠点の業務プロセスや重要経営指標の標準化を実施し、高精度の業務データを基に日次で一元管理・分析する体制を整え、アジア・欧米拠点の基幹系システムを統一してきていた。アジア圏では、2000年10月にAsian Business Synchronizationプロジェクトを開始。アジアの現地法人22社にSAP ERPを導入した。

欧米でも産業用化学品の生産、販売事業領域で2005年4月からABSテンプレートの導入を開始。カネボウ化粧品の買収後は、ABSテンプレートの活用でタイ、中国でも3~6ヶ月の期間で基幹系システムを刷新した。

アビームコンサルティングは、これらのABSテンプレート導入を担当した実績から国内プロジェクト導入パートナーとして参画。独自のABeam Methodに準じてプロジェクト全体の計画から、構想策定、要件定義などのプロジェクトに協力した。

期間中は総勢400名のコンサルタントを動員し、花王の全事業領域4分野で購買、生産(数量管理)、貿易、物流・販売(ケミカルのみ)業務などで「SAP R/3 4.6C」だったABSテンプレートを約半年で、「SAP ERP 6.0」へバージョンアップした。

また、「SAP NetWeaver(BI,EP,MDM,PI)」、「SAP BusinessObjects GRC solutions」の機能を、最新のNetWeaver基盤上で活用し再構築した。プロジェクトでは、2009年1月に予算機能を稼動させ、4月の本稼動では基幹系の大半を刷新。国内8工場、2500名超の利用者を抱えるシステムの一斉切換えを期日通りに行った。

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