商船三井は1月14日 三菱重工業、三洋電機と共同開発している、自然エネルギーを利用したハイブリッド自動車船の研究が、国土交通省の「船舶からのCO2削減技術開発事業」の補助対象事業に採択されたと発表した。
開発中のハイブリッド自動車船は、まず太陽光発電システムとリチウムイオン電池を組み合わせたハイブリッド電力供給システムを開発。大洋航海中に太陽光発電システムで発電した電気をリチウムイオン電池に蓄え、停泊中に消費することでディーゼル発電機を停止し、停泊中のゼロエミッションを目指すもの。
2012年にはハイブリッド自動車船が建造される予定で、実際の運航を通じてCO2削減効果を検証・評価し、効果的なCO2削減技術の確立を目指す。