アサヒ衛陶は1月14日に発表した2009年11月期決算で、給水栓の調達先を国内から海外へのシフト変更と化粧台用木部の海外調達比率を高めるなど商品仕入構造の見直しによるコストダウンと生産拠点と物流拠点の本社集約化による運賃コストの削減を積極的に推進したと公表した。
次期の見通しでも、衛生陶器を全量海外調達に切り替えるとともに、水栓金具も海外調達に切り替えることによる大幅なコスト削減、本社・工場の土地・建物売却による有利子負債の圧縮により財務体質を改善など事業領域の拡大など事業構造の見直しを図ることで収益の改善を図るとしている。
2008年11月期でも収益改善として、物流の集約と納入体制の変更による運賃比率の引き下げ、洗面台組立工場の集約による物流コストの圧縮とともに、栃木物流センターの有効活用と在庫金額の削減を進め、借入金の圧縮と金利負担の削減を行っていた。
