日本郵船は3月5日、完全子会社のNYK Holding(EUROPE)が、インド最大の製鉄会社タタ・スチールの子会社で鉄鋼関連物流事業・港湾事業を展開するTM International Logistics Limited（TMILL）の総株式の26％を取得したと発表した。
TMILLは2002年にタタ・スチール社が51％、ドイツの鉄鋼関連総合物流会社IQ Martrade Holdingが49％を出資し合弁会社として設立。主にタタ・スチールの原材料、製品輸送物流のアレンジと、それに関連する港湾事業などを行なっている。
日本郵船は従来、インドとその周辺の鉄鋼原料輸送を拡大するため、タタ・スチールと合弁会社「TATA NYK Shipping」を2007年に設立。同地域の営業強化に取組んできたが、TMILLの株式取得で、グループのノウハウを活かしタタ・スチールのサプライチェーンに貢献する。
