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ロジスティクスSCM+流通フェア/セブンネットショッピング講演に280人

2010年03月18日/セミナー

ロジスティクスSCM+流通フェアが3月18日、大手町サンケイプラザで開催され、一般来場者が532名が来場した。

<講演する磯前史子執行役員>
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今回の特別講演は、セブンネットショッピングの磯前史子執行役員マーケティング本部長による「セブンネットショッピングの現状と今後の展開について~「流通クラウドポータル」を目指して~」、白石裕雄・日本自動認識システム協会医療自動認識委員会委員長による「医薬品、医療機器等の自動認識表示現状と今後~医療業界SCMのバーコード・RFID活用~」が行われた。

午前の特別講演で磯前氏は、セブンネットショッピングの概要とセブン&アイ・ホールディングス内の位置付けから講演をスタートした。セブンネットショッピングの母体は1999年に設立されたイー・ショッピング・ブックスで、業容の拡大とともに2005年「セブンアンドワイ」に社名を変更。2008年にセブン&アイ・ネットメディアの子会社となり、昨年12月に現在の社名に変更した。

セブンネットショッピングは従来の書籍、CD・DVDなどの展開から食品・日用品などを加え、現在では11カテゴリ・500万アイテムの商品を扱っている。これに今後チケット、医薬品などを加え、2011年末には15カテゴリ・1000万アイテムの体制を目指す。それと並行して展開するのが「流通クラウドポータル構想」である。

この構想は、連携している日テレ7などメディアパートナー、イトーヨーカドーなどのグループ事業会社など、分野別に連携戦略を採るパートナーをクラウドとして捉えるもので、業界の垣根を越えて互いの持つ情報、資産などを有効活用することが目的。

この構想では、日テレ7のようなメディアの場合、セブンネットショッピングとの連携で店舗とのチャンネルができる、エイベックスグループのようなコンテンツプロバイダーは商品を共同で企画し、その商品をセブンネットショッピングで販売できるなどのメリットがある。

さらに磯前氏はこの構想について、「(セブンネットショッピングの)商品棚は無限大」として、メーカー側では、セブンネットショッピングでしか販売していなくても売れ行きが好調な商品は、イトーヨーカドーのようなリアル店舗にも展開が期待できるなどのメリットがあると強調した。

<白石氏が医薬医療分野でのRFID活用で講演>
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午後の特別講演では、白石氏が昨年9月から開始されたメーカーの医薬品、医療機器などへのバーコード表示などについて解説。バーコードを活用した効率化のポイントなどを講演した。特別講演は、不況下でも好調な業界の概要と最新の効率化の動向という話題が来場者の興味を引き、どちらもほぼ満席となった。

<真剣に受講するセミナー>
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また、5か所の会場でSCM改革、成功事例の紹介、自社のテクノロジー・製品の紹介などが18セッションが行われ、どの会場にも熱心な聴講者が詰め掛けていた。

<専門的な内容で商談する展示会場>
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一方、各社が出展する展示会場では、倉庫管理ソフトや最新鋭の車載端末、現場に柔軟に対応できる在庫管理システムなどが紹介され、各ブースで出展企業の担当者と来場者が話し込む場面が見られていた。

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