バンテックは3月24日、国内の子会社8社と新設する子会社1社で行う国内事業の再編を決めた。
子会社を集約し、業務分担を見直してグループ経営の効率化を図るためで、国内を4地域に分割して地域ごとに子会社の統合を行う。これにより11社の関係会社を10月1日付で6社に集約する。
今回の再編では原則的に、営業活動は同社に、物流現場のオペレーションを子会社に一本化し、同社と子会社の役割分担を明確化する。
子会社間で異なっていた制度・仕組を統一し、標準化を進め、バンテック東日本ロジを承継会社とし、池田運輸の栃木事業所（群馬デポを含む）の事業、バンテックテクノサービスの北関東事業部の事業を分割する吸収分割を10月1日付で行う。
並行してバンテック東日本ロジがバンテックゼットロジ、ロジメイトを吸収合併し、10月1日付でバンテック東日本ロジはバンテックイーストに社名を変更する。
また、バンテック首都圏ロジを承継会社とし、バンテック東日本ロジの村山出張所（村山デポを含む）の事業、バンテック東海ロジの富士・湖西・浜松営業所の事業、ロジメイトの厚木・追浜営業所の事業を分割する吸収分割を10月1日付で行う。
バンテック首都圏ロジは、池田運輸とバンテックテクノサービス、テイシーシーサービスを吸収合併する。バンテック首都圏ロジは合併と同時にバンテックセントラルに社名を変更する。
さらに、バンテック東海ロジを承継会社に、池田運輸の岐阜事業所（京都第1デポ、京都第2デポ、名古屋デポを含む）の事業、バンテックゼットロジの大阪事業所の事業を分割し、バンテック東海ロジはバンテックウエストに社名を変更する。
このほか4月7日の予定で新会社「バンテック九州」を設立し、バンテック九州を承継会社に、池田運輸の福岡事業所の事業、ロジメイトの宇佐営業所（犬丸分室、犬丸分室NSU、拝田分室、中津分室を含む）、苅田営業所（新浜分室を含む）の事業を分割する。加えて2004年4月に子会社化した栄運輸を収益改善のめどが立たないとして4月30日に解散する。
