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DHLジャパン/医薬品の緊急輸送サービス開始

2010年03月26日/3PL・物流企業

DHLジャパンは3月26日、新サービス「DHL メディカルエクスプレス」を開始すると発表した。

グローバルでは昨年6月に開始しており、日本の製薬企業が海外で治験事業を拡大していることを受け、新薬の臨床試験時に輸出入で発生する、医薬品、医療用材、臨床検査用検体などの緊急国際輸送ニーズに対応する。

メディカルエクスプレスは欧米、南米、アジアなど50か国以上で導入されており、常温(2~25℃)、冷蔵(2~8℃)、冷凍(マイナス20℃)の輸送温度帯で貨物を輸送する。

ドライアイスや専用保冷梱包材の提供、温度データを計測、記録する温度ロガーの貨物への装着なども行っている。治験関連品目の要求項目や各国の通関事情を熟知した、治験薬輸送専任のスタッフが窓口を一本化して輸送ニーズに対応。緊急性の高い貨物に対し、病院や開発業務受託機関に土曜日も含む時間指定集荷・配達を行い、ドア・ツー・ドアの緊急輸送サービスを展開する。

また、集荷から配達まで貨物のモニタリングを徹底しているため、問題が発生した場合にも迅速に対応でき、飛行機の運航状況などの影響を最小限にとどめるとしている。

今回のサービス開始は、日本の製薬企業が国外の成長マーケットを求めて新興国など海外市場での医薬品の開発、販売に注力する傾向に着目し、治験ビジネスのロジスティクスにも、高度な専門知識とサプライチェーンソリューションへのニーズが高まっていることを受けたもの。

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