住友商事、DOWAホールディングス子会社のDOWAエコシステムは3月26日、天津市緑天使再生資源回収利用と共同で中国・天津市において廃家電・廃電子機器リサイクル事業を目的とする新会社を設立すると発表した。
中国では廃家電の適正処理を目的として制定された家電リサイクル法が2011年1月1日に施行される。経済成長を受けて、電器電子製品の普及と高品位製品への買い替え、資源確保の観点からも今後廃家電の回収・処理需要が高まると予想されている。
住友商事とDOWAはビジネスチャンスと捉え、中国における廃家電・廃電子機器のリサイクル分野に参入するため、4月に合弁会社を設立する。
会社名は天津同和緑天使頂峰資源再生有限公司。DOWAが50％、住友商事は20％出資する。
新会社においては、DOWAがこれまで日本国内や中国で培ってきた廃家電・廃電子機器のリサイクル事業ノウハウと技術を提供、住友商事が持つ事業運営ノウハウや中国におけるネットワークと、緑天使が天津市で保有する約300か所の廃棄物回収拠点や家電量販店からの回収システムを活用して事業を推進する。
