SGホールディングスは3月29日、2010年度から2012年度までの3年間の中期経営計画「Second Stage Plan」を策定した。
計画では、基本方針として、宅配便事業における収益基盤の一層の強化と重点事業への経営資源の集中による第2第3第4の柱の事業化を掲げ、最終年度の2012年度には、グループ全体の売上高1兆1000億円、営業利益550億円を目標とし、セグメント別の構成比はデリバリー事業が81%、ロジスティクス事業が8%、その他事業で11%を見込んでいる。
目標を達成するため投資総額は1900億円を計画している。
デリバリー事業領域では、宅配便事業の市場競争力強化による成長の継続と収益基盤の強化を図る。拡大する通販市場への対応として、代金引換サービス「e-コレクト」の強化と即配便体制の構築、国内航空とサービスセンターの活用によりtoC市場への強化を行う。
また、小規模店舗展開や地域密着型での事業展開、自社化の推進などにより品質および効率化の更なる向上を図る。
ロジスティクス事業では、3PL事業を重点事業とし、国内外一貫物流を推進し、国内では、アパレル・ファッション、機密文書保管、医療機器など高付加価値の分野に進出し、3PL事業の基盤を強化する。
海外では、3PL事業を中国中心に展開し、国内外一貫物流の発展・強化を目指すという。