SGホールディングスは6月29日、佐川グローバルロジスティクスがネットプライスドットコムとがアリババが提供する「中国向けオンライン貿易サービス」の日中間一貫輸送業務を受託したと発表した。
中国向けオンライン貿易サービスは、日本から商品を仕入れたい中国企業や個人事業主などのバイヤーと、日本企業など中国へ日本製商品を卸したいサプライヤーを連結し、日中間の貿易取引で発生する煩雑な手続きをインターネット上の操作のみで完結するサービス。
佐川グローバルロジスティクスは、中国初の宅配便事業を上海で展開していること、中国の主要都市に現地法人があり、中国郵政傘下の中国速逓と提携関係にあることなどを活かし、日本側サプライヤーから中国側バイヤーへの商品一貫輸送提供することで、同サービスの企業間取引で物流面を支援する。
ネットプライス運営倉庫からの国内配送は佐川急便が担当。輸出手続きは佐川グローバルロジスティクスが担当し、輸入通関は上海保利佐川物流有限公司が行う。
上海市内の宅配サービスは上海大衆佐川急便物流有限公司、市外の宅配は中国速逓局が行う。佐川グローバルロジスティクスとSGホールディングスグループは、中国市場向け通販でも物流加工や国内外配送などをトータルでサポートするという。