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三井倉庫/売上1割減、営業利益3.7%増

2010年05月07日/3PL・物流企業

三井倉庫が5月7日に発表した2010年3月期業績によると、売上高887億2800万円(前年同期比11.1%減)、営業利益65億4300万円(3.7%増)、経常利益47億3300万円(3.6%減)、当期利益18億5900万円(7.3%増)となった。

物流事業において、世界的な景気後退の影響から国内外ともに貨物の荷動きが悪化し、保管残高が減少するなど厳しい環境が続いたが、不動産事業が前期取得物件の通期での寄与や既存物件の賃料改定等により伸張したことなどが業績に影響した。

物流事業をみると、景気の停滞に加え、顧客の在庫圧縮の動きから保管残高が減少したほか、倉庫荷役、陸上運送、国際間の海上・航空輸送なども景気回復の遅れから荷動きの低迷が継続したため、一般物流事業は前期比減収減益となった。

港湾運送事業においては、輸出入貨物の荷動きの回復にともない下期からは業績が改善してきたが、通期の取扱量はなお前期を下回り、前期比減収減益となった。

海外事業においても、海外の景気回復とともに下期の業績は改善したものの、通期では前期比減収減益となった。

物流事業全体としての売上高は768億7000万円(前期比134億7600万円減)、営業利益は18億9300万円(18億6900万円減)に止まった。

来期の業績は、売上高930億円、営業利益67億円、経常利益49億円、当期利益25億円の見通し。

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