LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日新/売上高17%減、営業利益76%減

2010年05月10日/3PL・物流企業

日新が5月10日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は1644億2000万円(前期比16.9%減)、営業利益8億1900万円(76.8%減)、経常利益10億3000万円(70.5%減)、当期利益6億1300万円(59.4%減)となった。

事業別の状況は、国際物流事業の海上貨物事業で、輸出は自動車関連貨物の荷動きが増え始め、輸入も年度後半から中国発のアパレルや雑貨の取扱いが堅調に推移した。輸出は電子部品などがアジア向けを中心に回復し、輸入はアパレル、食品などが取り扱いを伸ばしたが、仕入れ航空運賃の高騰が影響し売上高は941億3200万円、営業利益は30億3800万円となった。

国内物流事業の自動車運送事業は、石油化学関連の取扱いが回復したほか、食品関連の荷動きが堅調だった。倉庫事業では、鶴見倉庫のグループ化効果で危険品の取り扱いが増加したほか、「堺ロジスティクスセンター」の本格稼動で業容の拡大を図った。構内作業事業は、石油化学関連の工場稼働率の上昇などで後半から底堅く推移。売上高は344億3000万円、営業利益は13億7400万円だった。

来期は、新規事業として中国への液晶製造設備移設や自動車内航船の車両積卸業務などに取組み、売上高1866億円(13.5%増)、営業利益34億円(4倍)、経常利益32億円(3倍)、当期利益16億円(2.6倍)を見込んでいる。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース